「えっ?!失明?」
失明は他人事と思っていませんか。
「コンタクトじゃなく、メガネだし大丈夫。」
と、思ったあなた。
ちょっと待って下さい。
意外と私たちの身近にあるこわい「失明」について調べてみました。
欧米の失明原因1位は加齢黄斑変性
加齢黄斑変性とは
加齢黄斑変性とは、加齢により網膜の中心部である黄斑に障害が生じ、視力が低下し物がゆがんで見えたり、視界の中央が見えなくなる症状が現れます。欧米では成人の失明原因の第1位、日本での失明原因の第4位です。近年日本でも生活の欧米化や高齢化により急増しており、加齢黄斑変性を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。50代以上約1%にみられ、70代以上の20%の人に発症のリスクがあるといわれています。この加齢黄斑変性は、放置すると失明する可能性が高い恐ろしい病気なので注意しましょう。
加齢黄斑変性のセルフチェック
自分が加齢黄斑変性の疑いがあるか、簡単にセルフチェックできます。やり方は、右目で中央の点を見たあと、左目で中央の点を見る。どちらかの目で線がゆがんで見えたら加齢黄斑変性の可能性が高いので早めに眼科医に相談しましょう。
加齢黄斑変性を予防するには?
加齢黄斑変性は加齢が1番の原因ですが、それを予防することはできないのでしょうか。目の加齢そのものを止めることは不可能ですが、それを遅らせるために効果的な方法は以下となります。
・ルテインを含む緑黄色野菜を摂取する
・アスタキサンチンが豊富な魚介類を摂取する
・パソコン・スマホを控える
また、パソコンやスマホから発せられる強いブルーライトは特に目の黄斑部に悪影響をおよぼすと言いわれています。パソコンやスマホは時間を決めて使う、使う時はブルーライトをブロックするメガネを使用するなど日ごろから自分の目を守るようにするといいですね。
まとめ
というわけで、今回は意外と私たちの身近にあるこわい「失明」についてご紹介しました。
近年、スマホ依存の若者の「スマホ老眼」が増えています。これからは、スマホやPCの液晶から発せられる強力なブルーライトにより若い人でも目の加齢がすすみ、加齢黄斑変性にかかる確率が早まるのではないかと心配です。加齢黄斑変性を放っておくと失明の可能性が高くなるので、高齢者だけでなく若者も日ごろから自分の「目」について気を付けていきたいですね。